経験、そして革新
施設長 藤井 保壽
老人保健施設「白雲荘」は、平成3年5月に常願寺川沿いの立山連邦が一望できる田園地帯に開設され、その歴史をスタートさせました。以来、「やさしい声、うれしい声、明るい笑顔を届けたい」を介護看護理念とし、介護、在宅復帰を必要とする高齢者の日常生活動作 (ADL) の向上 、自立支援、骨折後の体力回復のためのリハビリテーションなどに積極的に取り組んでまいりました。さらに、 近隣の保育園、高校、ボランティアの皆様と交流し、地域に愛され地域に根ざした施設づくりを進めてまいりました。
当施設の特徴といたしましては、第一に、開設以来、専門技量を有する職員の充実を図り、今では専門資格を有する介護福祉士が約90%を占めております。 第二に、夜間の緊急事態に対処するため、夜間帯に看護師が常勤しております。さらに、隣接する流杉病院の医師の協力も得て、安心した療養生活が送れるよう、24時間の医療管理体制を整えております。
介護士不足など介護福祉業界を取り巻く社会的情勢は年々厳しさが増しております。その一方で、介護への質的要求は益々高まってきております。そこで、平成27年より新たなスローガン「Nursing Innovation」を掲げて、より介護力を必要とする利用者、認知症を有する利用者にも対応できる体制作りに取り組んでおります。 また、一層の職員のレベルアップを図るため、介護福祉関連学会、研修会への積極的参加、頻回の施設内研修を通し、介護看護の質の向上を目指しております。
長年培われた介護福祉への経験を基に、利用者、家族の皆様に満足いただけるサービスを提供し、高齢化社会の期待に応えて行きたいと決意しております。